電話回線ビジネスホンプチ歴史

電話回線ビジネスホンプチ歴史

技術レンジャー
NIKイエロー
過去から現在までの主流電話回線とビジネスフォンについては技術レンジャーNIKイエローが電話回線の移り変わりを含めわかりやすく説明しよう!

電話回線の移り変わり

そもそもビジネスフォンって何なの?」のページで説明した電話回線は黒電話の頃からあるアナログ回線でした。しかし、電話回線はその後、通話以外の目的、例えばFAX通信のようなデータ通信にも多く利用されるようになり、これに伴い続々と進化し「ISDN回線」→「ADSL回線」、そして現在の光ファイバーと技術進化されました。厳密に言うと、アナログ回線とADSL回線は同じメタル線で、通話回線としての違いはないのです。
回線の種類に関しては「電話回線の種類」にて詳しい説明がありますのでそちらをご覧いただくとして、ここでは通話回線としての回線種類の移り変わりをご説明します。

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回線数はどうすればいいの?

電話回線を通話利用目的だけで考えると、「アナログ回線」→「ISDN回線」→「ひかり電話(IP電話)」という技術進化を辿っています。3種類とも現在全て利用可能ですが、その移り変わりとビジネスフォンとの係わり合いを説明します。

アナログ回線の時期

まず、アナログ回線しかなかった時期の主流は下図のような感じでした。まだ、インターネットがごく一部しか利用していなかった頃です。

アナログ回線しかない頃の代表組を収容したビジネスホン構成図

ここで新たに「代表組」という言葉がでてきました。代表組とは、複数回線でグループを作り、(図では□□□1~□□□3)グループの代表番号を決めます。上図の場合は代表番号が□□□1です。
代表回線が流れていくビジネスフォン局線キーボタンイメージ
通常は全てこの代表番号に電話が来る訳ですが、代表に電話が来ると最初に代表番号□□□1に電話が着信し、代表番号□□□1が話し中の時は次の□□□2に着信が流れ、□□□1□□□2両方とも話し中ならば□□□3まで流れて着信するという回線側のサービス(ここではNTT側)です。
代表回線が3回線流れていく説明イメージ

誤解がないようにしておきますが、この回線利用方法は現在でも使われています。利用回線は新旧含めて、メリット・デメリットがあり、現在でもアナログ回線をあえて利用しているオフィスもあります。それらの説明は「電話回線の種類」をご覧ください。

ISDN(デジタル)回線の時期

電話回線も通話目的だけではなく、データ通信、特にインターネット接続に使われる用途が多くなり、インターネットの情報量も増えたこと等から登場したのがISDN(デジタル回線)です。NTTのISDNには「INSネット64」と「INSネット1500」という2種類があり、INSネット64は、これまでのアナログ回線で使用してきたメタル線をそのまま利用し、伝送方法をデジタル化することによりノイズに強く、通信の多重化も可能になりました。通話目的でのメリットは1本の回線で2本分の通話利用ができることが最大のメリットです。

ISDN回線にTAを接続し2本分の通話利用ができるイメージ

INSネット64は、1本の回線で2通話分ですのでアナログ回線と比べると少ない電話回線で多くの通話が出来る、ということになります。また、ISDN(INSネット64)登場と共に「通話チャンネル(ch)」という言葉が使われるようになり、1回線で通話できる本数を通話chと呼ばれるようになりました。ちなみに、INSネット64ならば、「1回線で2ch」という表現になります。

代表ダイヤルイン、グローバル着信有回線をビジネスホンに収容した場合のイメージ

これまでビジネスフォン主装置を通さず単独回線で接続していたFAXをビジネスフォンに接続(SLT接続)。また、ISDN(INSネット64)は1回線で通話2chなので3回線で通話6chとなり、5人+FAX全て同時通話も可能になりました。ここでまた新たに「代表ダイヤルイン」「ダイヤルイン追加番号」という言葉が出てきました。
代表ダイヤルイン回線にてビジネスフォン電話機局線キーボタンに先頭から流れていくイメージ
技術レンジャー
NIKイエロー
この辺りから少しややこしくなるのが正直なところなのだが・・・え?既にもうややこしいって?大丈夫だ!イエローにお任せくださいっ!

代表ダイヤルインと代表組

では、代表ダイヤルイン代表組の違いをわかりやすく説明しましょう!

代表組

代表組(アナログ回線の場合)
代表組の場合、代表になれるのは1番号のみです。従って□□□1に電話が来た場合、A→(Aが話中で)Bと着信が流れますが、□□□2に電話がきたものはBのみに着信。流れる事もありません。
代表組アナログ回線がビジネスフォン電話機局線キーボタンを流れていくイメージ

代表ダイヤルイン

代表ダイヤルイン・グローバル着信有(INSダイヤルインの場合)のビジネスフォン収容構成図

代表という名称なので、代表番号があるようなイメージですが、こちらの場合は代表となる番号はありません。INS代表ダイヤルインでの代表番号は契約回線番号の代表(パイロット)の事を言い、あくまでも契約上の問題と捉えていただいてOKです。では、どのように着信するかというと、契約者回線番号側の□□□1あるいは□□□2に電話が来ると、いずれもAに着信します。Aが話中の場合□□□1あるいは□□□2に電話が来るとBに着信します。これが通話ch分のDまで流れていきます。どこまで流すか、あるいは□□□2に電話が来た場合はCに着信させる等は主装置の設定次第となります。

ダイヤルイン追加番号

ダイヤルイン追加番号を追加した場合のビジネスフォン構成図

ダイヤルインの契約をすると、契約者回線番号の代表(パイロット)とは別に複数の番号を1番号880円/月、にて追加利用することが可能となります。※契約者回線番号の代表(パイロット)以外は全てダイヤルイン追加番号扱いになるので、例えば上図では□□□2でもダイヤルイン追加番号扱いになります。上図では、これまでのFAX通りFAX専用番号として□□□4を追加番号として利用していることになります。

技術レンジャー
NIKイエロー
電話回線の進歩に伴いビジネスフォンも進歩を遂げて来たのだ!次はいよいよ最近の使われ方を説明しよう!IP電話・ひかり電話の登場だっ!

最近の主流回線はひかり電話へ

営業NIKレンジャー
ブルー
次は最近の主流回線とビジネスフォン「ひかり電話とビジネスフォン」についてNIKレンジャーブルーが説明しよう!

光ファイバーの一般普及に伴い、電話回線もIP化へ。
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