内線通話
ビジネスフォンの使い方|内線とは

ビジネスフォンの通話方法には基本的には二通りあり一つ目は「外線通話」二つ目は「内線通話」通常ではこの二通りの通話が可能となります。先ず一つ目の「外線通話」とは、NTT等の電話回線、最近ではIP電話を代表する「ひかり電話」等を利用し、公共のインフラを使って外部と通話する方法を外線通話(外線受発信)と言います。
ビジネスフォンの通話方法には基本的には二通りあり一つ目は「外線通話」二つ目は「内線通話」通常ではこの二通りの通話が可能となります。先ず一つ目の「外線通話」とは、NTT等の電話回線、最近ではIP電話を代表する「ひかり電話」等を利用し、公共のインフラを使って外部と通話する方法を外線通話と言います。
外線の受け方・かけ方についてはビジネスフォンの使い方|外線とはをご覧ください。

ビジネスフォンで外線通話をする場合は、予め割り当てられた「外線ボタン」を押し、電話番号を(03-〇〇〇〇-□□□□)ダイヤルし、発信する方法が一般的です。また、外線通話を利用する場合は、当然ながらNTT等への基本料金や通話料と言ったものが発生します。そして二つ目が「内線通話」なのですが、では、「内線通話」とは、いったいどんな機能なのでしょうか?またはどのようにして使うのでしょうか?
ビジネスフォンの基本機能の一つ「内線通話」(ナイセンツウワ)

ビジネスフォンの場合、一般的には事業所内に交換機能を担う役目の「主装置」を設置し、そこに接続された電話機同士で通話をすることを内線通話と言います。各電話機には、外線と同じく内線番号が割り当てられ、小規模な場合は二桁番号、例えば10番~99番、中規模な場合ですと三桁~四桁(100番、1000番)と言った番号の割り当てが可能です。また、事業所内の自営設備なので、基本的には通話料と言うものは発生しません。
主装置に関しては「ビジネスホン主装置とは?」をご覧ください。


ビジネスフォンの「内線」の使い方
社内において、近くにいる人に用事があるのなら直接話した方がいいのは当たり前ですが、例えば離れた個室にいる社員、あるいは、別フロアにいる社員へ、直接の会話で用事がある場合は、その都度出向くのは大変で効率が悪いですよね。そんな時に役立つのが「内線」です。その多くの場合は、受けた外線を保留し、内線を使って取り次ぎ、転送連絡用に使われることがほとんどですが、保留転送目的以外でも便利に使える内線通話機能もあります。

先ずは内線呼び出し方法の基本から
オフィスは、1Fには営業部Dさん(内線番号11番)と3Fにはシステム部Eさん(内線番号31番)がいます。
こちら2人の内線連絡のやり取りを例に内線呼び出し方法と使い方を説明します。ビジネスフォンはIWATSU製品を例に説明します。

1、受話器を取ります。通常、受話器を上げた状態では、内線使用待ちの状態となっていて、このとき「ツッツッツ」という内線発信を待機(ダイヤルを待機)する音が聞こえます。

2、次に、内線呼び出しをしたい相手の内線番号をダイヤルします。今回は、3Fシステム部Eさんを内線呼び出します。Eさんの内線番号は31番なので[3][1]と押します。ダイヤル後は相手の電話を呼び出し中となり、相手が受けるのを待ちます。

3、一方、呼ばれた側の電話機では、いわゆる外線の着信音とは違った短いサイクルの着信音が鳴ります。また、ディスプレイ付の電話機であれば、ディスプレイに「内線11→着信」等の表示がされるので、どこからの内線着信なのかも、受け取る前に把握できます。ここで受話器を取ることにより応答、ということになります。

4、呼ばれた側が受話器を取り、これで1FのDさんと3FのEさんと主装置を経由し繋がる事により内線通話が可能となります。
以上が内線通話の基本中の基本部分となります。

内線呼び出し方法の便利機能「#」をつけて音声呼び出し

内線呼び出しの場合、通常は呼び出された側は電話機のスピーカーから電子音の着信音(トゥル~トゥル~音)が鳴る仕組みですが、呼び出し側の電話から、内線番号の後に「#」ボタン
内線呼び出しの場合、通常は呼び出された側は
電話機のスピーカーから電子音の着信音
(トゥル~トゥル~音)が鳴る仕組みですが、
呼び出し側の電話から、内線番号の後に「#」ボタン

を押すことにより(内線番号「3」「1」+「#」)呼び出された側電話機のスピーカーから音声での呼び出しができるようになります。
呼び出された側は受話器を上げることにより通話(会話)が可能になります。
を押すことにより(内線番号「3」「1」+「#」)
呼び出された側電話機のスピーカーから
音声での呼び出しができるようになります。
呼び出された側は受話器を上げることにより
通話(会話)が可能になります。
内線呼び出し方法の便利機能「ハンズフリー内線呼び出し・ハンズフリー応答」

上記音声呼び出し方法にて、受話器を上げずに呼び出し(ハンズフリー内線呼び出し)する方法もあります。(要マイク設定)呼び出し側は、受話器を上げる代わりに「スピーカー」を押し、内線番号と「#」を押し、相手が出たら電話機マイク方向に向かい会話します。

一方、呼び出された側は、音声呼び出しと同様に、電話機スピーカーから相手の音声が聞こえて来ますが、ハンズフリー応答の場合は、受話器を上げずに、特に何の操作もすることはなく、同じく電話機マイク方向に向かい応答(会話)することが可能です。(要マイク設定)
※但し、お互いがハンズフリーで会話をすると、音声が途切れる場合がありますので注意。
内線呼び出し方法の便利機能「内線グループ呼び出し」

個別の電話機を呼び出すのではなく、複数の電話機のスピーカーから、一斉に呼びかける事が可能なのがグループ呼び出し機能。「呼出ボタン」を押した後に、受話器より呼びかけます。(要呼出ボタン設定)

一方3Fでは、3Fグループとして設定された電話機のスピーカーから呼び出し側の音声が放送されます。これに対する応答は、放送されているどの電話機からでも応答が可能です。(要グループ呼び出し応答ボタン設定)
内線呼び出し方法の便利機能「ページング呼び出し」(電話ページング放送)

電話機のスピーカーからでは届かないような、広範囲な場所に呼び出しをかけるならページング呼び出しです。ビジネスフォン主装置に放送用アンプと外部スピーカーを接続し、受話器からの音声を放送させます。呼出方法としては、受話器をあげ「ページングボタン」を押した後にアナウンス(放送)します。(要設定・要放送アンプ設備)

電話ペーシング機能を導入されている企業様で多いのは、やはり工場や、大きな倉庫がある企業様です。続いて大型店舗などの商業施設や学校や病院といった大型施設等で、主に事務棟から広大な建物敷地内(店内・倉庫・工場など)へ向けての呼び出し連絡に使われています。
また、フロアが多数あるビルのオフィスだけで使われるケースもあり、意外にも幅広い場所で使われています。
詳しくは「ビジネスホンの使い方|ページングとは」をご覧ください。

内線便利機能「内線代理応答」

同じ部署の少し離れた机にある部長の電話に
内線着信が・・・。
こんな時は、部長のデスクまで猛ダッシュ!
・・・ではなく、自分の机にある電話機から
「内線代理応答」(着信代理応答)を使うと便利です。

他の電話機に内線着信があった場合、自分の電話機の受話器を上げ、「代理応答ボタン」を押すことにより、他電話機の内線着信でも受けることが可能となります。(要ボタン設定)
内線便利機能「不在メッセージ・不在転送」

離席中の内線をかけてきた相手に対し、不在中の連絡事項を相手の電話機のディスプレイにメッセージとして表示することができます。(要ボタン設定)
セット方法も至って簡単で、例えば、離席で不在中の内線着信に対し、戻りが15:30だと相手の電話機ディスプレイに表示させたい場合は「不在メッセージボタン」メッセージ番号→「1」をダイヤル→戻り時間「1」「5」「3」「0」と押します。(メッセージ番号「1」戻り時間、「2」戻り日、「3」会議終了時間「4」行先電話番号 ※岩通製品)

また、離席中にかかってくる内線を、指定した電話機(内線)に自動的に転送することもできます。(要ボタン設定)更に、例えば転送先番号に携帯電話番号を登録することにより、かかってきた内線を、外出中の自分の携帯電話に転送させることもできます。

内線便利機能「内線会議通話」
内線通話のイメージは、1対1での会話、というのが一般的なイメージですが、
実は、同時に複数の内線電話機で通話(会話)が可能です。

例えば、急な作業が入り、打ち合わせやら確認が急遽必要。しかも、色々と認証確認等が必要で、社内決裁者とも同時に打ち合わせがしたい・・・・
こんなときは内線会議通話が便利です。

もう一人の内線を呼び出し繋ぐ方法は(例:岩通製品)
1、通話中転送ボタンを押します。
2、繋ぎたい相手の内線番号を押し、呼び出します。
(ここでは内線51番とします)
3、相手が出たら、会議ボタンを押します。

忙しく社内を飛び回る、コードレス型内線電話を持つF課長と、1F営業部のDさん、3Fシステム部のEさんと3人での会話(内線通話)がつながります。
岩通製品の例ですと、最大4人までの内線会議通話が可能。

ここに挙げたのは、ほんの一部の内線機能の紹介なので「こんな使い方は可能なの?」という疑問があれば我々レンジャーに連絡ください!